2016年11月14日月曜日
【京街道】枚方宿・鍵屋資料館(街道菊花祭・ひらかた菊フェスティバル)
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11月5日、大阪府枚方市の各所で催されている『ひらかた菊フェスティバル2016』 枚方宿地区・街道菊花祭へ菊の花を見に行ってきました。
菊薫る枚方 秋の風物詩!!
ひらかた菊フェスティバル2016
【開催期間】
平成28年10月26日(水)~11月14日(月)
ひらからパークの菊人形展示は11月27日(日)まで
【開催場所】
●枚方市役所周辺 ●岡東中央公園 ●市民の森 ●枚方宿地区
●京阪電車枚方市駅2階コンコース ●ひらかたパーク マジカルラグーン特設会場
※ひらかたパークのみ入園料金が必要です。ほかは無料。
★関連記事→【大阪府枚方市】ひらかた菊花展 (岡東中央公園・枚方市役所周辺)
枚方宿(ひらかたしゅく)は、現在の大阪府枚方市に置かれた、東海道56番目(東海道五十七次)または大坂街道の宿場。
枚方宿 - Wikipedia
★歴史が息づくまち 枚方宿
徳川幕府は、17世紀初頭から全国的に街道整備・宿駅設置を進め、東海道の延長として伏見・淀・枚方・守口の4宿を設けました。
東見附(ひがしみつけ)から西見附(にしみつけ)まで797間(約1.5km)、問屋場・本陣のほか旅籠や商家など多くの町家が軒を連ねて宿場町としての賑わいを見せました。
【東海道 枚方宿案内図】
★京阪電車『枚方市駅』から『枚方宿・西見附(にしみつけ)』までの京街道を菊の花を眺めながらウォーキングしました。
京阪電車『枚方市駅』です・・・↓
『ひらかた菊フェスティバル2016』・・・京阪電車枚方市駅2階コンコースの一角には、華やかな菊人形が飾られておりました・・・↓菊人形 - Wikipedia ひらかた市民菊人形の会
今年のテーマは真田丸です。
(沼田城)『小松姫の啖呵(こまつひめのたんか)』 小松姫 - Wikipedia
↓最初にこの人形を見た時、てっきり男の人だと思ったいんですが・・・よくよく名前を確認してみると・・・なんとこの人形が『小松姫』(女)でした・・・
美しい菊細工です・・・↓中はどうなっているのでしょうか? 枯れないのがすごいなぁ・・・
京阪電車『枚方市駅』から南西へ歩くこと約2分ぐらいの場所にある『宗左の辻(そうざのつじ)』です・・・↓
東海道(京街道)と磐船街道の分岐点でした。製油業を営む角野宗左家の横にあったことからこの名前が付きました。
ビオルネ、イオン枚方店です・・・↓
枚方宿 鍵屋 街道菊花祭 開催中
第15回枚方宿街道菊花祭(ひらかた菊フェスティバル2016)
枚方宿街道菊花祭地域住民の協力のもと、かつての宿場町の面影を残す歴史街道沿いに、市内の小・中学校で育てられた大菊三本仕立て約200鉢を展示し、地域とともに「菊のまち・枚方」を盛り上げます。
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岡本町公園、京街道と枚方宿
いざ枚方宿地区へ・・・京街道の道沿いには、↓このように(店舗や町屋、お寺や民家の前に)美しい菊の花が飾られておりました。
高さ2.8m、花崗岩製の妙見宮常夜灯石灯籠です・・・↓
(妙見宮=能勢妙見宮)
◆枚方宿地区の歴史的景観建造物位置図・・・↓
※今も残る町家(まちや)・・・街道筋には町家が点在し、出格子(でごうし)や虫籠窓(むしこまど)、袖うだつなど重厚な佇まいが宿場町の面影を今に伝えています。
三矢公園・・・明治天皇御晝餐所(めいじてんのうごちゅうさんしょ)
枚方宿本陣跡・・・↓(かつてこの場所(三矢公園)に枚方宿本陣があったようです・・・)
※本陣は、大名や旗本・幕府役人などが休泊する施設で、原則として一般の旅人は休泊できませんでした・・・
旧三矢村(枚方宿)・・・↓おそらく(地図を見た感じだと)この丁字路あたりが問屋場跡になると思うのですが・・・それらしい『説明書き(案内板)』がなかったので、正解かどうかはわかりません・・・
問屋場(といやば)は、人馬の継立、公用旅行者の宿の手配など、宿駅の事務一切を取り扱い、民間の輸送にも関係していました。問屋役人(宿役人)が常駐していました。
京街道は、ずっとこれぐらいの幅の道が続いていました・・・(意外とせまい・・・かも・・・、でも当時(江戸時代)は自動車もなく、旅は基本的に徒歩中心だったと思うので、これぐらいの幅が『妥当』なのかもしれないなぁと思いました・・・)
松風山(しょうふうざん)浄念寺です・・・↓
明応4年(1495年)、蓮如上人の弟子であった岩見入道浄念(いわみにゅうどうじょうねん)により開基。浄土真宗本願寺派寺院。元文四年(1739年)、西本願寺の門跡御坊。願生坊の「東の御坊」に対して、「西の御坊」と呼ばれました。
歴史を感じさせる趣ある町並みに違和感なく溶けこむ菊の花に癒されます・・・↓
旧枚方宿 問屋役人 木南喜右衛門家 屋号 田葉粉屋・・・↓
淀川舟運・枚方浜(問屋浜)跡
淀川は京・伏見と大坂を結ぶ重要な交通路で、往時には三十石船(さんじゅっこくぶね)など貨客船合わせて1,000艙以上が行きかい、これらの船の監視施設として船番所(ふなばんしょ)が置かれました。
また、三十石船の客相手に飲食物を商う煮売茶舟(にうりちゃぶね)は、そのうり言葉から俗に「くらわんか舟」と呼ばれました。 くらわんか舟 - Wikipedia
↓・・・よく見ると左の方にザクロの実が写っています・・・(現場では気付きませんでした・・・)
枚方宿 鍵屋資料館
「鍵屋」は、約400年前に創業されたと伝えられる枚方宿の代表的な船宿でした。
建築年代が19世紀の初めとされる主屋は、当時の枚方宿の面影を留める貴重な建築物として、平成9年(1997年)に枚方市の指定有形文化財になりました。江戸時代の姿に復元した主屋と別棟展示コーナーでは、枚方宿の歴史がわかりやすく紹介されています。
■開館時間:9:30~17:00 受付は16:30まで
■休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日休館)(年末年始)
■入館料:大人・・・200円、中学生・小学生・・・100円
鍵屋の前に飾ってあった懸崖作り(けんがいづくり)の菊はまだ蕾の状態のものが多く、いまいち見頃ではありませんでした・・・↓
鍵屋資料館・別棟です・・・↓(こちらは有料・・・)
↓ここを左へ行くと主屋(しゅおく)があり・・・無料で見学することができます・・・
奥に蔵があります・・・左が主屋(文化八年(1811年)の建築)・・・↓ 右が別棟です・・・
お・・・喫煙所があります・・・↓
六畳?の部屋が三つ・・・
鍵屋主屋の中の間取りはこうなっております・・・↓
(中は広いような狭いような・・・上の絵に描かれてあるように、かつてこの中に何十人もの人達がひしめき合っていたと考えるとちょっと狭いような気もします・・・)
いざ、東棟の中へ入ってみます・・・↓(中はいい感じに薄暗いです・・・)
こ、これは・・・千両箱!?(まあ絶対イミテーションだと思いますけど・・・見ているとテンションが上がってきます)
階段みたいなタンス? 味のある色つやをしています・・・一応ここはダイドコロらしいです・・・↓
おおお、時代劇で見たことがある服装です・・・↓
御乗物(駕籠) 蔵谷 願生坊 住職の使用・・・↓
私は時代劇が大好きなので、主屋内のどこを見てもすごく親近感がわいてきます・・・
カマヤです・・・
天井はこんな感じです・・・↓
土間・・・足洗いのたらい・・・↓
嫁入り駕籠です・・・↓
こちらも駕籠・・・↓ (乗り心地はあまりよくなさそうです・・・)
大阪都市景観建築賞 特別賞
西棟です・・・↓(普通に現代の旅館みたいです・・・)
(枚方宿・鍵屋資料館を出ます・・・)
西見附(にしみつけ)に到着しました。 ※京阪電車『枚方市駅』から西南西へ約1.4kmのところにあります・・・↓
京阪本線『枚方公園駅』とひらかたパークの観覧車です・・・↓
郵便屋の渡し跡・・・↓明治10年、対岸に鉄道が開通。左岸一帯の郵便物をこの渡しで淀川を渡り国鉄高槻駅まで運んでいました。
明治十八秊洪水碑 ・・・1885年(明治18)年に淀川が氾濫して、大きな洪水があったことを伝える記念碑です・・・↓ 明治十八年の淀川洪水 - Wikipedia
淀川河川公園 枚方地区です・・・↓(西見附から徒歩約1分の距離・・・)
昔、淀川には橋がなかったのですが、今は立派な枚方大橋があります・・・↓
枚方大橋 - Wikipedia
※枚方宿の近くには、昭和時代以前は現在の橋付近に渡し船があった。
1930年に初代の枚方大橋が完成。現在の橋は2代目である。1967年にまず上流側の2車線分が竣工したのち旧橋を撤去し、1971年に下流側へ拡張され両側4車線となった。
歴史が息づくまち、枚方宿・・・
菊を眺めながらの京街道ウォーキング、とても楽しかったです。
(2016年11月5日 写真撮影)
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