2016年5月20日金曜日

京都御苑のカキツバタとエゴノキの花


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2016年5月15日(日曜日)、葵祭(あおいまつり)の優雅な王朝行列を観賞した後、京都御苑内をぶらぶら散歩しました。
 京都御苑・葵祭(あおいまつり)の行列観賞(ブログ内関連記事)

京都御苑(きょうとぎょえん)・・・
京都市内の中心部(上京区)にあって、深い緑に包まれた京都御苑は、東西約700m南北約1300mのほぼ長方形をしており、このうち御所などを除いた約65haが「国民公園」として終日開放されています。苑内には約5万本の樹木が生育し、外周九門や、かつての公家屋敷の遺構も多く残っています。
京都御苑 - Wikipedia
京都御苑
京都御苑 自転車が走ったあと 道
↑・・・これ面白いです・・・自転車が走っているところだけ砂利が薄くなって砂地の一本道になっています・・・自転車でここを通る人たちは皆この砂利のない一本線の上を走っていました・・・

【京都御苑案内図】
京都御苑案内図
京都御苑は、とにかく広いのです・・・そして見所が満載です!・・・あまりにスポットが多すぎて、まず(最初に)どこへ行ったらいいのか・・・非常に迷いました・・・

★京都御苑だより・・・
京都御苑だより
↑・・・あてもなく強い日差しの中をあっちこっちさまよい歩くのは体力的にもお肌的にもきびしいので・・・とりあえず、こちらの『京都御苑だより』に紹介されている、見頃を迎えたカキツバタエゴノキの花を見に行くことにしました。

京都御苑の北西の角に位置する児童公園

★京都御苑の北西の角に位置する児童公園までやってきました・・・
京都御苑 児童公園
京都御苑 児童公園京都御苑 児童公園

この児童公園エリアのほぼ中央に位置する場所にエゴノキの花が咲いているらしいのですが・・・
京都御苑 児童公園

あ、ありました・・・↓
京都御苑 エゴノキの花

(↑ありましたと簡単に書きましたが、実はこれ、エゴノキの花を探し出すのに18分近く時間が掛かっています・・・花が小さすぎて遠目からはまったく目立たないのです、木はたぶん1本ぐらい?しかなかったし・・・付近には誰もいないし・・・本当に隠れスポットみたいな場所にありました・・・)
京都御苑 エゴノキの花

(まあ、とりあえず見つけることが出来てよかったです・・・)
花に顔を近づけてみると、むせるような甘い花のニオイが鼻をくすぐってきました、木の上の方を見るとそのニオイに誘われるようにクマバチが2匹やって来て花のミツを吸っていました・・・
京都御苑 エゴノキの花
京都御苑 エゴノキの花

これがエゴノキの花かぁ・・・小さくて見た目が可愛い花だなぁ・・・
京都御苑 エゴノキの花

エゴノキ - Wikipedia
和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する・・・果皮に有毒なエゴサポニンを多く含む・・・
↑なんとも・・・花も(人と一緒で)見かけによらないんだなぁ・・・
京都御苑 エゴノキの花





※京都御所の東側、京都迎賓館の裏側に『染殿井』という井戸の遺構があり・・・その付近でもエゴノキの花が見られるようです・・・
今回はそのお花見ポイント←スルーしました。自分の意思で意図的にスルーしたわけではなく・・・厳密に言うと→現場でちゃんと「京都御苑だより」の説明文や地図を読んでいなかったので、そこにエゴノキの花が咲いていると知らずに別のルートを行って、通り過ぎたというのが正解です。(あとから気付いてくやむっていうのが、私の場合よくあります・・・)



京都御苑は「森の博物館」!! ※夏になるとセミやらなにやらたくさんの虫達が京都御苑内で大あばれしそうです・・・※(5月中旬)今のところ虫はほとんどいませんでした・・・
京都御苑は「森の博物館」

■大きな樹・・・京都御苑には、幹周りが300cmを超える巨樹が約160本もあります・・・
京都御苑には、幹周りが300cmを超える巨樹が約160本

京都御苑内で撮影した巨樹・・・中でもマツが特に印象に残っています・・・
京都御苑には、幹周りが300cmを超える巨樹が約160本
京都御苑には、幹周りが300cmを超える巨樹が約160本京都御苑には、幹周りが300cmを超える巨樹が約160本
京都御苑 松 清水谷家の椋(しみずだにけのむく)



★児童公園中央のエゴノキの花があった場所から東へ行くと近衛池(このえいけ)があり、そこで見頃を迎えたカキツバタが見れるようです・・・↓
近衛池

あ、ありました!・・・カキツバタです!きれいに咲いています・・・
京都御苑 近衛池 カキツバタ

カキツバタ - Wikipedia
(どうやらカキツバタも数自体は少ないようです・・・ここの一角にしか咲いていませんでした・・・)
だけども私は数が重要ではなく、デザインというかバランスというか・・・いかに絵になっているかが重要だと思うのです・・・↓
京都御苑らしい雅で和な池の雰囲気にとてもマッチしていて、風流な絵になっています・・・↓
京都御苑 近衛池 カキツバタ

まるで絵画のような美しさです・・・↓ 目の保養になります・・・
京都御苑 近衛池 カキツバタ
京都御苑 近衛池 カキツバタ
京都御苑 近衛池 カキツバタ
京都御苑 近衛池 カキツバタ

ちょうど2羽の雌雄のマガモがお昼寝?をしておりました・・・(左が雌で、右が雄・・・)
京都御苑 近衛池 マガモ
京都御苑の野鳥

京都御苑・近衛邸跡地(このえていあと) 近衛家 - Wikipedia
京都御苑・近衛邸跡地(このえていあと)
京都御苑・近衛邸跡地(このえていあと)
近衛(このえ)の糸桜

池のほとりには、昔から糸桜の名所で、孝明天皇も次の歌を詠まれています。「昔より名にはきけども今日みればむべめかれせぬ糸さくらかな」
近衛(このえ)の糸桜・・・
そういえばちょうど池の前に枝垂れ桜(新緑の桜)の樹がありました・・・
春の桜満開のときに来たら綺麗だろうなぁと思いつつ、(新緑だったので)シャッターを押しませんでした・・・一応、新緑でも写真を撮っておけば良かったかなぁ・・・(ちょっと後悔・・・)



カキツバタは京都御苑の(左下)南西の角に位置する閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)でも見られるようです・・・閑院宮 - Wikipedia
閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)
閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)
閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)
閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)環境省 御苑管理事務所

閑院宮邸跡建物・・・(※今回はカキツバタが目当てなので中には入らず、庭園の方へ行きます・・・)
閑院宮邸跡建物

池があります・・・wikipediaによりますと「庭園にある池は2/3しか整備されておらず、残りの1/3は相変わらず地中に眠ったままである。識者や市民から、早期の庭園完全復旧の声が非常に高まっている。」らしい・・・↓
閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと) 池
閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと) 池
閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)

庭園と閑院宮邸跡建物・・・
庭園と閑院宮邸跡建物・・・
庭園と閑院宮邸跡建物・・・
庭園と閑院宮邸跡建物・・・
庭園と閑院宮邸跡建物・・・

お、ありましたカキツば・・・た?
閑院宮邸跡 アヤメ

ん?・・・乾地に咲いています・・・(カキツバタは湿地に咲く花だし・・・)
閑院宮邸跡 アヤメ

この模様は・・・アヤメかな?
閑院宮邸跡 アヤメ

※私、最近アヤメカキツバタハナショウブの違いを覚えました・・・
模様が違うのです・・・難しい細かいことはわかりませんが、とにかく模様がちょっと違う・・・
アヤメは上のような「豹紋のような網目模様」があります・・・
★「いずれあやめかかきつばた」=どちらも優れていて、選択に迷うことのたとえ。

こちらはカキツバタの模様↓ 白い目型・・・
カキツバタ 白い目型

こちらはハナショウブ(花菖蒲)の模様・・・↓黄色い目型・・・
ハナショウブ(花菖蒲)の模様 黄色い目型
ハナショウブ - Wikipedia
これだけ似ているんだから全部一緒の呼び名で統一して良いような気もするんですが・・・



宮内省所長官舎跡・・・
閑院宮邸跡 宮内省所長官舎跡
閑院宮邸跡 宮内省所長官舎跡
閑院宮邸跡 宮内省所長官舎跡
閑院宮邸跡 宮内省所長官舎跡閑院宮邸跡 宮内省所長官舎跡
閑院宮邸跡 宮内省所長官舎跡

主室・・・四畳半・・・
閑院宮邸跡 宮内省所長官舎跡
閑院宮邸跡 宮内省所長官舎跡

縁先手水鉢(えんさきちょうずばち)・・・↓(手を洗うところ) つくばい - Wikipedia
縁先手水鉢(えんさきちょうずばち)

雪見型燈籠(ゆきみ)・・・↓ 池のほとりに置かれた雪見型燈籠をはじめ、葛屋型(くずやがた)、層塔型(そうとうがた)など様々な形の5基の燈籠が配されています。
雪見型燈籠

あ、ありました! カキツバタです! (目立つ場所ではなく、本当に奥まった隠れスポットみたいな場所にありました・・・)
閑院宮邸跡 カキツバタ

けっこう、しおれちゃってたけど・・・庭園にワンポイントのカキツバタ・・・とてもお洒落で綺麗だと思いました・・・
閑院宮邸跡 カキツバタ

京都御苑の『カキツバタとエゴノキの花』探索ウォーキング・・・とても楽しかったです。
『カキツバタとエゴノキの花』・・・どちらも隠れスポットみたいな、人がまったくいないひっそりとした場所に咲ていました・・・そのつつましやかな佇まい、風情ある雰囲気がとても良いと思いました。

(2016年5月15日 写真撮影)
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